こんにちは。

 

 

 

川根本町公営塾です。

 

 

 

ポカポカです。。。

 

 

 

なんだか毎日

とても眠い。。。

 

 

 

小林一茶の春の俳句には

眠い俳句がありますね。

 

 

 

春風に 箸を掴んで 寝る子かな

春雨に 大欠伸する 美人かな

 

 

 

ポカポカ陽気で眠たくなるのは

今も昔も変わりません。

 

 

 

先日の休日に

静岡県清水区三保

という場所に行ってきました。

富士山とともに世界遺産に登録されている

三保の松原に新しく建設された

「三保松原文化創造センター みほしるべ」

を見学するためです。

 

 

 

年中無休で無料なのも魅力的( ◠‿◠ )

 

 

 

先月オープンしたばかりのこのセンターは

三保松原の歴史文化の魅力発信拠点として

国の指定文化財のレプリカや

富士山信仰と三保の松原の歴史を解説したパネルなどが

展示されていて、

 

 

 

広々とした吹き抜けの館内は

ほんのり松の木の香りがし、

 

 

 

羽衣伝説をわかりやすく物語風にアレンジした

DVDも流れていて

 

 

 

聴覚

視覚

嗅覚

に気持ちのいい建造物になっています。

 

 

 

 

昔、三保に一人の漁師がいました。

今日も三保の松原で釣りをしていると

何とも言えないいい香りがどこからともなくしてきました。

香りにひかれて行ってみると

1本の松の木に美しい衣が掛かって風に揺れていました。

見たこともないその衣が欲しくなった漁師が

「何てきれいなんだろう。持ち帰って家の宝にしよう。」

とした時です。

「私は天女です。その衣は私のです。返してください。それがないと天に帰れません。」

漁師は天の羽衣を見てとても驚きましたが、

天女の悲嘆にくれた姿を見て羽衣を返す気持ちになりました。

「返す代わりに天女の舞を舞ってください。」

「舞いますが、羽衣がないと舞えません。返してください。」

と言いました。漁師は、

「羽衣を返したら、舞わずにそのまま帰ってしまうのではないか。」

と思いましたが、天女は、

「疑いや偽りは、人間の世界のことで天井の世界にはありません。」

と言いました。漁師は自分が疑った気持ちを恥ずかしく思い、羽衣を返し、

天女は羽衣をまとって、優雅で美しい舞を舞いました。

あたりはどこからともなく笛や太鼓の音色が聞こえ始め、

いい香りに包まれました。

天女は、舞いながら富士の高嶺に霞に紛れて消えていきました。

 

 

 

これは、

羽衣伝説として

言い伝えられているお話です。

 

 

 

絵本にもなっていて

小さな子供たちにも読まれ親しまれています。。

 

 

美しい天女は

こんな感じだったのでしょう、

たぶん。

 

 

みなさま

現代人の美的感覚でいかがでしょうか( ◠‿◠ ) 。