こんにちは。
川根本町公営塾です。
島田市金谷から榛原郡川根本町を通っている大井川鐡道が
この度の豪雨の影響から未だ不通になっていて、再開の目途が立っていません。
大井川鐵道は島田市金谷から榛原郡川根本町千頭までの本線に加えて
千頭から静岡市井川までの井川線(南アルプスあぷとライン)が有り、この二つの路線を合わせて大井川鐡道となっています。
井川線は非常に山川に接近しておりそれがまた魅力の路線なのですが、
渓谷を走る列車なので今回のような被害も過去に何度もあったと思います。
一番最近では2018年5月の土砂崩れの影響で不通になった大井川鐵道井川線閑蔵駅から井川駅間が復旧までに305日の日を要したという事がありました。
過去にはもっと長期間の通行止めもあったと聞いています。
自然の摂理と言えど、
線状降水帯が停滞して長期間に渡って豪雨が降り続きとてつもない被害に見舞われることがしばしばあるのは、この地区だけではありませんが大変な損害です。
大井川鐵道は
大正から昭和にかけて森林資源の輸送を目的として創立されました。
昭和6年に金谷~千頭間が全通されたことを期に以降、庶民の足として生活を支えて来、
昭和34年には井川線が開通し、静岡市井川までの移動が可能になりました。
昭和51年にはSLの運転を実施し、現在SLファンや地元の根強い人気を集めています。
平成になってから、「きかんしゃトーマス」がリアルに走る鐡道として、全国的に有名になりました。
蒸気機関車という日本の伝統遺産を継承していこうとする会社や地元の強い信念が、今の大井川鐡道を支えているのです。
大変な災害に見舞われいつ復旧できるのかわかりませんが、必ずまた観光地としてや地元の人たちの足として川根本町をを支えてくれるようになると良いなと思います。
そしてその為に本当に頑張ってくれている人々がいることに感謝したいと思います。
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送電線に異常がないか確認作業中の中部電力のヘリコプター