こんにちは。
川根本町公営塾です。
今月は学校行事シリーズ第2弾としまして、
先日行われた本川根中学校文化発表会の模様をお伝えします。
全校生徒数20名の本川根中学校は
大井川鉄道千頭、崎平駅周辺から
静岡県最北端の寸又峡温泉や接岨峡温泉がある集落の
子供たちが通学しています。
寸又峡温泉や接岨峡温泉は古くからの美女つくりの温泉として全国でも有名です。
春は桜、秋は紅葉が美しく自然に囲まれた地域で
このあたりに住んでいる子供たちはスクールバスで30分ほどかかりますから、
雪や大雨が降って道路の通行が不可能になることもあります。
大変ですが、皆、元気に通っています。
文化発表会は地元の文化会館で行われました。
ステージに立って理科の研究発表や合唱、
英語のスピーチコンテストに出した作品を披露するなど、盛りだくさんの内容でした。
特に私が注目したのはオープニングのパワーポイントを使った学校紹介で、
先生方のアドバイスを頂きながら3年生を中心に作成したことで
初々しさも感じられるほっこりしたものに仕上がっていて、
好感が持てました。
ロビーには年間で活動してきた集大成として
パネルや展示物が飾られていて
来場者は興味深く見入っていました。
考えてみれば子供の成長というものが目の当たりにできる場所は少ないと思います。
自分の子供だけでなく子供を宝として見守るという意味でも
こういった学校の行事に地域全体が参加することは必要なのではないでしょうか。
そしてそこが大人たちのより良い交流の場となってほしい。
子供たちには
大人になるまでのあっという間の時間の中で
ほとんどの時間を学校で過ごしていく、二度と帰らない貴重な時期を
大切にしてほしいと思いました。