こんにちは。
川根本町公営塾です。
地元の
大井川鉄道駿河徳山駅から住宅街を歩いて5分程の場所に
付近の山から湧き出る清水を集めて流れ来る水路があります。
その水路の水を携えたため池には季節の植物が生育していて、
鯉や昆虫やそれよりもっと小さな動物たちの生活の場になっています。
このため池は「ときどんの池」と呼ばれ
1331年~1392年南北朝時代にこの地方を納めていた豪族の土岐山城主の館があり、
城主はときどんと呼ばれて親しまれていました。
それがこの池の名前の由来となっています。
入り口を入って小道を歩いていくとビニールハウスが見えてきました。
地元の有志の方々が作ってくださった、「蛍ドーム」です。
ここにはナチュラルな水源から水を引かれていて、
植物がまるで自然そのままと思われるように植生されている
環境が整えられた蛍のマンションでした。
中に入るともわっと高温多湿の感じ。
ここで少し暗くなるまで待ってみました。
今夜は少し肌寒い雨ですが、ぽつぽつとした小雨ですし
湿度が高く、もしかすると出て来てくれるかもしれないと思い
ひとり、静かに。
(こんな素敵なマンションです。)
蛍が光るのはオスがメスに求愛している為らしいですが
まだはっきり分かっていないそうです。
30分ほどそこにいてみたのですが、
今日は見ることはできませんでした。
色々な条件が揃わないとお目にかかれないようです。
地元の方々の努力があっての蛍ドームですが、
野生の蛍もこの近くにはたくさんいるんですよ。
いつまでも美しい自然を保存して
蛍が住める環境を維持していきたいものです。
去年の蛍の一枚です。